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    ユダヤ教とイスラム教の敵対構造の解説

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    ユダヤ教とイスラム教の敵対構造の解説~その1~




    2023年10月21日

    地球論的証明に基づく悲哀と恩讐の三角関係の方程式と敵対構造の原因

    2023年10月7日、イスラム過激派組織「ハマス」と「イスラエル(75%がユダヤ教)」が戦争状態に入りました。

    何故この「憎しみの連鎖」が終わらないのか? 世界中の誰も解けていない現実があります。

    2007年9月発行の書籍「逆説の真理が運命を拓く宇宙の法則〈後編〉/宇場稔著」P62「第38章ユダヤ教とイスラム教の敵対構造とは」に、その敵対構造がわかりやすく書かれていますので、6回にわけてご紹介します。

    その1 「旧約聖書はアダム家庭から綴られた家系図」

    聖書は、日本人にとってなかなか馴染みがありませんので、聖書と聞いただけでアレルギーを感じる人もいると思いますが、この際ですから国際化社会になっていく将来のためにも、宗教的な理論の枠組みを超越して、聖書の本質を実存的に理解されていったらいいと思います。

    では、聖書物語における、客観的な私の宇宙論的証明に基づく相対的な理解と、霊的な世界を霊査した霊的インスピレーションによる直感で、理解に至った内容を紹介しましょう。どうしてユダヤ教とイスラム教があそこまで骨肉の争いをするのか、という地球論的証明に基づく悲哀と恩讐の三角関係の方程式と、敵対構造の原因における興味深い内容をご紹介します。

    ここでの内容は、旧約聖書と新約聖書における(人間によって書かれた)過去の相対的な評価に基づく聖書物語に言及することですから、聖書に書かれている一字一句を、絶対的なものとして基本的には捉えていません。

    元々、聖書自体が偽りと誤りだらけの書物ですから、文語自体の正確さに重要性や価値観をおくことは、全く無意味無意義なことです。

    新約聖書における最初のマタイによる福音書の第一章、第一節から十六節までに、すでに、大きな偽りがあります。

    第一節、アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図から始まって、第十六節、「ヤコブはマリヤの夫ヨセフの父であった」とあります。
    イエス・キリストが本当にマリヤの処女懐胎によって産まれたのであれば、ヨセフとイエスの血統的な繋がりには何の関係もない筈です。ですから、イエス・キリストの系図ではなく、マリヤの夫であるヨセフの系図は、というのが正確な記述となります。

    故に、新約聖書の第一章、第一節からすでに大きな偽りがあることになります。

    では、本題に戻ります。
    旧約聖書はアダムとエバの夫婦から始まって、血統的に展開されたそれぞれの時代の夫婦や親子、家庭に起きた事柄を物語として書き綴った家系図です。ただ、これだけ長い家系図を活字として保存可能にしてきたことは、ロゴスの偉大なところだと思います。

    アダムとエバという夫婦、そして、その長男のカイン、次男のアベル、三男のセツから始まっています。

    長男のカインが次男のアベルを殺害して、アダムの家庭における三男のセツの家系図から旧約聖書は始まり、セツの子はエノスで、エノスの子はカイナンで、カイナンの子はマハラレルで、マハラレルの子はヤレドで、ヤレドの子はエノクで、エノクの子はメトセラで、メトセラの子はラメクで、ラメクの子はノアです。

    ノアの箱舟のノアは、セツから十代目にあたります。そして、ノアの子セムから十代目、アダムから数えて二十一代目にアブラハムが誕生します。

    このように旧約聖書は、その時代その時代の代表的な家庭に起きた、悲哀と恩讐の三角関係の法則を愛憎の物語として書き綴られた書物といっても過言ではないでしょう。

    聖書は日本人に馴染みがないので、わかり難いかと思いますが、安心してください。単なる夫と本妻と妾の三角関係の愛憎物語を、血統的に書き綴っただけですから、理解することは容易です。

    では、どうしてユダヤ教とイスラム教が骨肉の争いをするのかという理由について、いよいよ具体的に次回投稿したいと思います。

    ▶その2 なぜにユダヤ教とイスラム教は争うのか

    その3「「アブラハムの家庭が悲哀と恩讐の火種を点した」

    その4「アブラハムの家庭に起きた悲哀と恩讐の三角関係」

    その5「本妻と妾、実子と庶子の悲哀と恩讐の法則」

    その6「女性の心情基準で受胎する魂の次元が決定する」

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    ▶講演会 「第3回講演会 私の意識が変われば世界が変わる!!」

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