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    体験談 胎中子育て

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    お腹の中で子育て


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    子育て2022年8月26日 

    ■かけがえのない妊娠期間を過ごせた

    私は妊娠3カ月からこちらのママとパパの教室で学ばせていただいています。

    もともと母体であるセルフ・ヒーリング実践研究会の別の教室で、お教室の大元になっているパラレボ理論というのを学んでいて、お腹の中での時間がとても大切だということは教えていただいていたんです。

    実際その時間をどういう風に大事にしているのかを知りたくて、ママとパパの教室で学び始めました。

    すべての妊婦さんがお腹の子をすごく大切に思っていて、それを言葉とか行動で示されたりとか、私も日々お腹の赤ちゃんに想いを寄せていらっしゃると思います。

    私はこのママとパパの教室で教えていただいた方法で納得して、日々の実践をして、意識の使い方を変えたりすることで、結果、今思い出しても涙が出るかけがえのない妊娠期間を過ごさせてもらったと思っています。

    ■赤ちゃんにどんな声かけをするのか?

    まず一番疑問だったのが、赤ちゃんにどういった声掛けをするのか?ということでした。

    本当に赤ちゃんが大切で愛おしくて言葉にならないぐらいの気持ちなのに、何かそれをどうしたらうまく伝えられるかなと思っていたんです。

    赤ちゃんがなぜ自分達、母と父を選んでくれたのかって事をこの教室で教えていただいて、それがすごく腑に落ちました。

    教えていただく前から「私を選んでくれてありがとう」とか「お腹に来てくれてありがとう」っていうことを言っていました。

    教えていただいた後は、より一層それがどれだけ尊い事なのかとか、どれだけ勇気を持って言ってくれたのかっていう事がわかり、より気持ちを込めて言えるようになりました。

    お腹の中で、赤ちゃんは一人で暗い中にいるんだっていう事に、ハッとしたので「あなたなら大丈夫」とか「今もだしこれから先もずっと味方でいるよ」っていう安心してもらえるような言葉をかけたりもしていました。

    お腹の中はとっても暗い場所なので、お腹の中にもっと光が灯って温かくて明るい空間になっているのを意識の中でイメージしながら過ごしてたりもしました。

    それから、私たち親が前世で被害者で 子供が前世で加害者だっていう関係を教えていただいたので、お腹の赤ちゃんに対して「忘れて許してるよ」とか「何も心配しないでいいよ」ということを伝えて、安心してお腹を出てきてくれるような意識を使ったり、実際に声に出して伝えたりして過ごしていました。

    体験談 胎中子育て

    ■もう一つの課題

    もう一つ結構私にとって課題だったのが、お腹に赤ちゃんがいるから、どんな気持ちも、どんな行動もダイレクトに伝わると思っていました。

    できればニコニコ楽しい意識を使っていきたいと思っていたのですが、やはりどうしても不安になったり心配したりしてしまいます。

    それは赤ちゃんの事だけじゃなくて、日常を過ごす中で自分の問題として出てくるところもたくさんあります。

    よく本とかにもお母さんの不安が赤ちゃんに伝わりますと書いてあったので、その気持ちを無いものにしたい、とか、そもそも不安になった自分がすごくいけないと思ってしまいます。

    臭いものに蓋をするではないですが、気付かないフリをしなきゃいけないのかなと思っていましたが、雅先生や皆さんに教えていただいたことを実践しようと思いました。

    ■分娩台にのったときの心

    不安になってしまった時、まず不安になってこの心を使ってごめんねっていう事を赤ちゃんと自分にまず言うようにしました。

    「ここから私はちゃんとこの気持ちを乗り越えるからみててね」という風に一度宣言します。

    場合によりますが、どうにかしてそれをなかったものにするのではなくて、乗り越えるように努力してきました。

    時間はもうケースバイケースで、かかったりもしました。
    私は本当に弱い心がたくさんあります。

    特にこの子を授かる半年前に母を看取ったという事もあり、もう母が恋しくて仕方ないと思ったりしました。

    母との肉体的な別れについて、気持ちを完全に消化したと思ってたのに、気持ちをまだ消化しきれてなかったものがたくさんあって、出産直前まで出てきました。

    ですが「ごめんね」と謝って、自分にも寄り添って乗り越えるように心がけたんです。

    そうしたら、最後分娩台に乗った時には、初めての出産だったので 分娩がどういう風にすすむんだろうっていうのは、若干ドキドキはしていたのですが、その他の不安とか心配事は全て頭の中から消えていました。

    本当にこの子を産むぞ、という事だけに集中すべき心がつくれたかなと思っています。

    ■赤ちゃんとパパとの橋渡し

    後は、ここの教室で、お父さんとの関係、夫婦関係もすごく大切だと教えていただいていました。

    でもいざ妊娠してみたらお腹が大きくなったり、つわりがあったりして、妊婦検診に行ったりとか、母親である私が経験できることばかりでした。

    ちょっと父親とは物理的にも距離があるので、心の距離を近づけるようにする為には、私が橋渡しするのも必要なのかなと思いました。

    赤ちゃんに対してパパの素敵なところをたくさん伝えたり、パパにもお願いしてちょっと話しかけるのは恥ずかしかったみたいなので、毎晩歌を歌って聴かせてくれてたりしました。

    そのうちに胎動が出てきて「今聞いてるね」って3人の時間が毎日作れたり、そういう時間を過ごしていました。

    ■かけがえのない3人の時間

    陣痛が来ていた時、主人と一緒に陣痛感覚が狭まるまでお散歩をしていました。

    その時、コロナ禍でもあり、他の方に全然会えなかったのもあって、この妊娠期間が教室の皆さんに支えられながら、赤ちゃんとパパと私とが家族の基盤を作れたと思っています。

    3人で乗り越えられた十月十日だったなと、感無量になってしまい、痛みというよりそっちの感動で涙が出てきたり、すごくかけがえのない時間が過ごせました。

    今思うと心も体も、体は勝手に私の中で胎盤が作られて、この子の体も作ってくれていたのですが、特に心の部分で母親になれて家族になる準備ができたのかなと思いました。

    ■最後に

    最後、学ばせていただいたのが妊娠後期からだったのですが、何か心の中に意識を向けていると、だんだん周りにも感謝できるようになってきました。

    この子が生まれた後に胎盤が出てきた時、胎盤も見せていただいたんです。

    この子を育てるためだけにこんなに大きいものが作られて、この子が無事に産まれてきてくれたら胎盤は役目を終えて私の外に出るんだと思ったら、ああすごい胎盤に感謝だなという気持ちが湧いてきました。

    つわりがひどかった時、看護師さんから「胎盤ができればつわりも落ち着くよ」って言われたのもあり、胎盤にも感謝して私も出産を終えることができました。

    この子が産まれて1歳2ヶ月になったので、妊娠していた十月十日よりもちょっと長いですが、十月十日が本当にかけがえのない時間で、戻りたいとか、そういうわけではなく私ができることをやり切ったと、今、思い返せています。

    読んでくださってありがとうございます。

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