【T・Mさん(長女、長男)】
子供をなかなか授かれず、さらに難産で、無事にうまれて来てくれた時は奇跡と思えて有難く、嬉しい事だったのに、いざ育児が始まると、日々の忙しい生活に追われて、そのことを全て忘れていました。自分の中では一生懸命に育児をやっているつもりだったのですが、もがけばもがく程、深みにはまっていくように上手くいかない事がどんどん増えていきました。
当時、保育園児だった長女は、家で大声をあげて怒り、また、家族だけでなく他人にも怒って手を挙げる事もありました。
そんな時に教室で学ぶ機会を頂き、教えて頂いた事を、出来る事から日常の生活に取り入れていく事にしました。
例えば、おやつなどをあげる時はまず年上の子から年下の子という順番にし、その順番を違えない。「ルール通りにすれば兄弟が不仲になる事はない」等、いろいろな事を具体的に教えて下さるので、少しずつ今までのやり方を変えながら実践していきました。
すると、長女が小学校に入った今では、誰か他の人が困っていた時、真っ先に気づいてさりげなく手助けしてくれるような、以前からは考えられない優しい娘に変わってくれました。親があーせいこーせいと言わなくても、自分で考えて行動できる頼もしい娘に変わってきました。
子育ては自分育てと言いますが、以前は「子供がうまれたら自然に親になれる」「自分の子供だから自分が一番分かっているはず」と信じていました。
でも、「自分は何も分かっていない、謙虚にゼロから子供に教えて頂くんだ」と気づきました。本当に子供が小さいうちに教室に出会えた事がラッキーでした。
毎日子供と向き合っていると次から次へと新しい問題が出てきます。もし、育児で困った事があったら一度教室にいらしているお母さん方のお話を聞いてみて下さい。次の日から、きっと少しは育児が楽になっているのに気がつくと思います。
子育て勉強会では、様々な状況の現役のお母さんたちの生の体験談を聞けますし、自分の体験を話す事で皆さんの意見をその場で聞く事が出来るので、毎回いろんな気づきや発見がありました。また、次回の子育て勉強会までに自分で目標を立てて、それを実践して発表する機会を頂けるので、一人で育児をしていたら、忙しさにかまけて、自分がどういう状況かも見失ってしまいそうになりますが、落ち着いて振り返る時間を持てるのがとても良かったです。